香港のe-channelの申請方法などの詳細

香港のe-channelとは、特定の条件を満たす旅行者が専用の自動入境ゲートを利用して、入国審査を行うことができる制度のことです。出入国書類の記入も不要になります。通常の審査窓口に比べて待ち時間が短縮され、効率的に入国手続きが行えます。

e-channelの申請は、香港国際空港の到着ゲートにて行うことができます。(営業時間は、北側のオフィスは7時半~23時、南側は10時~18時となっています。)申請場所は、入国審査を終えて、手荷物受取所に行く前にあります。入国審査を終えても手荷物受取所には進まず、申請を行う必要があるので注意が必要です。香港国際空港でe-channelの申請が出来なかったという方は、湾仔(ワンチャイ)にある入国管理局のe-channelの事務所(e-Channel Enrolment Office7/F, Immigration Tower,7 Gloucester Road, Wan Chai)でも申請をすることができます。登録するためには、直近の過去12ヶ月で3回を超えて香港を訪れたことがある、 航空会社のマイレージサービスの上級資格を保持している、香港国際空港フリークエントビジターカードを保持している、トラベルパスを保持している、APEC(含香港)カードを保持しているという条件のいずれかに該当する必要があります。ここで注意が必要なことは、陸路やフェリーでも香港を訪れることができますがそちらは回数には含まれず、香港国際空港から3回を超えて香港に入国する必要があります。e-channelも香港のイミグレーション管轄のため、過去の履歴により登録を拒否されることもあります。

申請方法は、1人ずつ個室に通されるので香港への訪問回数が3回を超える方はパスポートを提示します。 航空会社のマイレージサービスの上級資格保持者の方の場合は、各ステータスカードもパスポートと一緒に提示します。また、対象ステータスは変更がある場合がありますので、香港政府観光局の最新情報を確認することをおすすめします。

申請手順は、パスポート、入国の際に渡されるスタンプ代わりの紙片と 航空会社のマイレージサービスの上級資格保持者の方の場合はステータスカードを提示し、申し込み用紙にサインをします。そして、次に指紋を採取を行い、写真撮影をします。最後に、パスポート裏表紙にバーコードのシールが貼られたものと登録書類の控えをもらい完了となります。e-channelの申請は無料で行うことができ、有効期間はパスポートの有効期限が切れる日までとなっています。パスポートの有効期限が切れてしまった場合は、それまで使用していたものは失効となりますので更新する必要があります。更新する場合も申請場所は新規登録の際と同様で、香港国際空港の到着ゲート又は入館管理局となります。更新手続きの流れは、新旧のパスポートを渡し、担当者の方が手続きを行います。担当者の方が旧パスポートについたe-channelのバーコードシールをはがし、新たなシールを新パスポートにつけた上で、新旧パスポートと登録控えを戻してもらい完了となります。新規登録の際とは違い、指紋採取、写真撮影も行わないため所要時間も短くなっているので、空港のオフィスが営業している時間の到着であれば空港で手続きを行うことがおすすめです。またe-channelに一度登録すると、マカオフェリーターミナル、深圳湾、チャイナフェリーターミナル、カイタッククルーズターミナルなど様々な場所で自動出入境ゲートを使うことができるようになります。

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